毎年毎年毎年…


定期演奏会前は

本当に定期演奏会が出来るのだろうか?
と焦りながら日々を送っている。
しかし、引退、つまりは最後を目前にした3年生の底力は凄まじく、その凄まじい力に後押しされ、この十数年全ての定期演奏会を乗り越えて来た。

どの代も素晴らしい感動的な生きた人間が奏でる音楽をして来た。後悔した定期演奏会は一度もない。必ず良い意味で燃え尽きる。そういう演奏会であった。





今年は例年以上に焦っている。こんなに焦ったことはない、というくらい焦っている。未だに何も仕上がっていない。何一つまともなものがない。

だが、焦っても仕方ないので、美咲たち3年生の底力を信じてひたすら楽譜と向き合う。




信じるのみ。



それは私自身が美咲たちに3年間伝え続けて来たことを信じるに他ならない。




自信とは、自分を信じること。と自分に言い聞かせる。

ジタバタしても何も変わらない。